実際に撮影地を訪れる際には治安が良くない場所も含まれているので、夜間は特にご注意ください。また、無断で撮影をするとカメラを没収されたり、トラブルになることがありますので、ご注意ください。



 本当にカリフォルニアらしい写真を撮りたい、と思ってもこれは案外難しい。カメラの性能は昔とは比べ物にならないほどよくなったから、ウデはあまり問題ではない。問題は何を撮るか、なのだ。カリフォルニアらしい写真を撮りたければ、どこがカメラアイにカリフォルニアらしく映るのかを知っていなければならない。ロサンゼルス周辺で、 これぞカリフォルニアという写真が撮れる場所へご案内しよう。うんといい写真が撮れたらそれでクリスマス・カードや年賀状を作ってもおもしろい。
撮影ドライブに出掛ける前に
まずカメラを点検しよう。デジタルカメラならメモリーカード(コンパクトフランユ)の予備は充分か。電池は大丈夫かを確認しよう。笑い話のようだが、フィルムの時代アマチュア・カメラマンの失敗の中で一番多いのがフイルムが入ってなかったとか。デジタルカメラならメモリーカードの装着忘れでカラ写しというになるだろう。 ピントはほとんどオートフォーカスになっていて問題ないが、ちょっと前のカメラは中央部分だけにピントを合わせるものが多い。そんな場合は、はっきり出したいものを真ん中に持ってきてシャッターを半分押し、フォーカスをロックした後ファインダーを動かす事を忘れてはいけない。後は努力次第。シャッター・チャンスを辛抱強く待ったり、いいアングルを求めて歩いたり、 人に迷惑をかけない範囲で出来るだけずうずうしくやらないといい写真は撮れない。
 フォトツアーはカリフォルエア・ビーチとユニオン・ステーション、グリフィス天文台、ハリウッドの大文字、サンタモニカ・マウンテンと回るドライブ1日コースを紹介しよう。
 ここに紹介した場所を、1日で全部回ってしまうこともできる。しかし、むしろ気に入ったところに何度も通って、自分だけの素晴しい1枚の写真をものにすることをお勧めする。
 シャッターチャンスの狙い目は、雨が降った日の翌朝で、プロもこぞって撮影に出かける。普段スモッグで霞んでいてぼやけているのが嘘のように空気が澄み渡り、遠い山やビル群がくっきりと浮かび上がるのだ。 ロサンゼルスのスモッグは悪名高いし、雨が少ないので、年間を通じてもまれにしかこういう光景が見られないのは残念だが、それをカメラに収めることができた時の感動はひとしおだ。LAは車社会なので、人通りがさほど多くはない。特に土日や夜になると人はかなり減る。どこにいっても人人の日本から来ると違和感を感じるが、ビバリーヒルズでも商店街以外は人が歩いていない。LAの中でも治安が悪いエリアはある、でも日本人が観光で訪れるエリアは安全なところが多いので、問題ないだろう。




ダウンタウンの全景を撮るには少し高い場所に行けばよい。適当な場所にさえ行けば、誰でもそれなりの写真は撮れる。しかし、写真家がロサンゼルスのダウンタウンをとくにおもしろがる理由は、ピカピカのガラスを張った一群のビルが、朝、昼、夜と時間によって、あるいは天候によって表情を変えるところにある。素人でも、根気よく時間を変えて撮り続ければ、思いがけない芸術写真ができる可能性があるのだ。



 シャッターチャンスの狙い目は、雨が降った日の翌日で、プロはその日を待って、自分好み場所にこぞって撮影に出かける。普段スモッグで霞んでいてぼやけているのが嘘のように空気が澄み渡り、遠い山やビル群がくっきりと浮かび上がるのだ。



 ロサンゼルスのダウンタウンには高層ビル群がかたまって建っているので、写真にすると比較的まとまりのよい絵になる。もちろん、やたらに広いロサンゼルスのこと、ダウンタウンだけがその中心とはいえないが、「ロサンゼルスの街」といったテーマの写真を撮影したいのなら、やはりダウンタウンに行くのが最良だろう。

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