アメリカ西部の大自然の環境は、世界で最も恵まれたものの一つ。それに触れずに町中でばかり過ごすのはもったいない。キャンプは、一番気軽に自然と触れ合う方法だ。芝生の上でランチを広げるピクニックより、もう一歩自然に溶け込めば、それがキャンプ。火を使ったクッキングを楽しんだり、テントやロッジで一晩過ごしたり。アメリカ中に数多くある整備の行き届いたキャンプ場なら、キャンプは初めてという人でも難しい事は何もない。 　また、もしRV（レクリエーション・ビークル）を持っていれば、行動の範囲はさらに広がる。山、海、川、森林、砂漠でもキャンプ、大自然の虜になったキャンパーたちがたどり着く、文字どおり人跡未踏の地でのキャンプ、砂金採りやハンティングを体験することもできる。 　日本と違って、アメリカには自然との接点が多くある。LAからたった2時間足らずのドライブで、深山幽谷の静寂、せせらぎ、たたずむ鹿の姿や天をつくるセコイヤの樹を楽しむ事もできる。 　「アタシの古いワゴン、山の中を走れるかしら？」という人、もし、ダウンタウンからガーデナに寿司を食べにいけるのなら大丈夫である。とりあえず、誰もが持っている車、借り物の装備で気軽に楽しめるキャンプやピクニックの場所はいくらでもあるのだ。 　これからアウトドアのピクニックやキャンプを始めようとしている方々の為に、手ごろな場所を一つ選んでみよう。 　さて、初めてのキャンプに一番いい場所はどこか？LA近郊にはキャンプ場は無数にあるが、今回はやはり、U2のCDジャケットにも使用されたジョシュア・ツリー国立公園(Joshua Tree National Park)を紹介しよう。

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