メジャーリーグはアメリカ全土からカナダまで全部で30球団。どこの球場にも個性があって、独特なムードをかもし出している。
 日本からの訪問者をメジャーリーグ観戦に連れて行く場合、なるべく多くの試合を観戦できるようにスケジュールを組んでみるといい。 例えば、ニューヨークだと、メッツがシェイスタジアムでゲームをする場合、ヤンキースは遠征に出ていることが多いので、1日目はメッツの試合、2日目はヤンキースの試合を観戦することも可能。(移動日が入る場合は翌日)ちなみに、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、フロリダには2つチームがある。また、土曜と日曜日はデーゲームが多く、平日はナイトゲームが多い。  また、デーゲームはベースボール、ナイトゲームはバスケットボール(NBA)アイスホッケー(NHL)、サッカー(MSL)、フットボール(NFL)とスポーツのハシゴをすることも可能だ。


〈チケットの価格〉
 シーズンの試合ごとのチケットは対戦カードにより値段が変動し、人気のあるカードは高く、人気のないカードは安くなる。例えば、ヤンキース戦、レッドソックス戦、インターリーグ戦などはチケットの価格が上がる。
 2歳以下の子供はチケットを購入しなくても入場できる。
〈喉から手が出るシーズンチケット〉
 シーズンチケットとは、年間チケットやスポンサーシートのことをいう。年間席は一階席から三階席までほとんどの席を購入できる。しかし、一階席のメインボックスやフィールドの年間席を購入するには少なくとも10年はボックスやリザーブ席を購入してきた履歴が必要になる。年間シート保持者から購入する場合でもチケット額面の5 倍から対戦相手によっては10倍の値段がする場合がある。
〈直接購入する〉
 以前は球場のチケットオフィスに出向いて買う、良い席が欲しい場合はチケットブローカーに頼むというのが一般的だったが、インターネットの普及で、チケット取得の方法は大きく変わってきた。
 直接購入する場合、人気カードでなければ、当日券は入手できる。試合観戦後に次回のチケットを購入する人も多い。試合がない日でも球場のチケットオフィスはオープンしており、インターネットで購入するのと違い、手数料が一切かからない。なお、試合がない日に球場にチケットやグッズを買いに来た場合、「チケットを買いに来た」「グッズを買いに来た」と駐車場の係りの人に言えば、駐車料金はかからない。
〈オンラインで購入する〉
 チケットは公式サイトからを購入するのが一般的になっている。まず、各球団のサイトのScheduleにアクセスする。スケジュール表から自分の希望する月、日もしくは対戦チームを選び、左上にあるTをクリックする。続いて人数を入力。シート・チャートを見ながら、どの席を購入するか選び、クレジットカードで支払う。人気チームとの対戦や良い席は、全席完売も結構あり、正規の額面ではまず購入できないのでチケットブローカーから購入するのが一般的。
 ただし、フィールドやボックス席などは、正規料金では購入することがまず不可能だろう。
 各チームの公式サイト、Ticketmaster、TicketsNow で購入が可能。支払いはクレジットカードのみで、US ドル払いとなる。
〈注文したチケットの受け取り方法〉
 公式サイトまたはTicketmaster で購入する場合、Eメールで送られたチケットを自宅プリンタで印刷する"ticketFast"(有料、約2.50ドル)や、当日チケットを球場で受け取る "will call"(無料)、郵送などから受け取り方法を選ぶことができる。
 選択可能な受け取り方法は、購入日から試合日までの日数などによって異なるため、すべての選択肢が表示されるとは限らない。  郵送の場合、"Standard Mail" を選ぶと無料だが、届くのに時間がかかることがある。一方、速く届く郵送方法を選ぶと、送料が高額になる。
 Will call を選んだ場合は、試合開始2時間前から試合終了までの間、球場にある "Will Call" と書かれた窓口でチケットを受け取ることができる。受け取りの際は、購入に使用したクレジットカードとID(身分証明書)を提示する必要がある。日本から購入した場合、Will Callでしか受け取ることは出来ない。Will Callの場合は、手数料はかからないが、当日球場のWill Call窓口に行列しないといけないなどのデメリットがあるため、最近は電子メールでPDF形式でチケットを受け取るケースが増えてきている。受け取ったチケットはプリンタで印刷して当日球場に持っていけば、普通のチケットと全く同様に扱われ、球場ゲートでバーコードをスキャンするだけで入場できる。
〈STUBHUBで購入〉
 シーズン・チケット・ホルダーが自分では観戦しない試合日のチケットを再販する各チーム公認のウェブサイトが StubHub (www.stubhub.com) 。オフィシャル・インターネット・ダフ屋といったところか。自分が行きたい日の、良い席が出ることもあるので、チェックしてみよう。チケット代金(人気の対戦カードや良席の場合、定価以上の値段がついていることもある)には10%の Stubhub 手数料が加算される。 StubHubは基本的には個人売買であるため、お金を払ったにもかかわらず、チケットを入手できなかったという事故が起こる可能性もあるが、FanProtectという保険がかけられている。StubHubの利用方法は、オフィシャル・サイトの、Ticketsというメニューに行くと、StubHubのリンクが張られ、観戦したいカード(日付)を選び、希望の座席を選び、最後にクレジットカードで支払う。チケットの受け取り方法もTicket Master経由で買うのと同じで、郵送、Will Call、電子メール配送から選べる。オーダーが受信されると、1通目のメールが届き、売り主がそれを確認すると、2通目のメールが届く。そこでクレジットカードに料金が請求される。そしてそのあと、チケットの受け渡し手続きが行われる。ネットでダウンロードする場合は、ダウンロードサイトへのリンクが張られた3通目のメールが届く。日本の住所からの購入が可能になった。
 Craiglist(www.craigslist.org)というアメリカで最も普及しているインターネットのクラシファイド、いわゆる個人「売ります、買います」掲示板で格安でチケットが手に入る可能性もあるが、偽物も多いので十分注意が必要だ。
〈チケットブローカーで購入〉
 チケットブローカーは政府公認のダフ屋と思ってもらえばいい。ダフ屋行為はアメリカでも非合法なので、球場の外でチケットを見知らぬ人から買うようなことはしない方が無難だが、チケットブローカーはチケットの売買をオフィシャルに認められている存在で、日本語が通じるチケットブローカーもあるので、旅行者には向いている。All American Ticket http://www.allamerican-tkt.com (日本からの購入も可能)など。あまりお勧めはできないが、どうしてもフィールドや良い席で観戦したい場合は当日、スタジアム周辺にいるダフ屋からチケットを購入することも可能だ。だが当然チケットは額面の数倍、数10倍ほど高い。注意すべき点は、偽チケットも存在するので十分注意が必要。日付などよく確認してから買うこと。ダフ屋をうまく活用する方法もある。あらかじめ通常のチケットを購入しておいて、試合が始まってから球場の外に出て、ダフ屋と交渉して良い席を安く購入するという方法もある。
 野球の場合は試合がキャンセル(中止)になることは少なく、天候の理由で試合がない場合も、チケットの払い戻しは受けられず、振り替えの試合の観戦チケットとして扱われる。
選手のサインをもらうには
 メジャーリーグのほとんどの球場は、バックネット以外のネットがほとんどない上、ファールグラウンドが狭いので、選手との距離が日本とは比較にならない程近い。早めに球場に行けば練習中の選手からサインをもらうこともできる。ほとんどのスタジアムでは、試合開始2時間前にゲートが開く。この時点でホームチームがまだ打撃練習をしているので、お目当ての選手を含めほとんどの選手はまだグラウンドにいる。一塁および三塁ダッグアウト横から外野にかけての最前列が最もサインをもらいやすく、ダッグアウトにもどる選手が交替でサインをしてくれる。勇気を出して大きい声で、目当ての選手名を呼んでみよう。
 メジャーリーグ観戦するうえでプロモーション・デーは外せないイベント。スタジアムにお客さんを呼ぶために必ずどこの球場でも行っているファンサービスで代表的なのが、選手のバブルヘッド人形を無料で配布するイベント。それ以外にも、キャップを子供たちに配ったり、フォト・デー、試合後の花火打ち上げなど、様々な催しが行われている。行列が出来るほど人気があるので、チケットを購入の前にチームのカレンダーでチェックするとよい。


 メジャーリーグのほとんどの球場は、バックネット以外のネットがほとんどない上、ファールグラウンドが狭いので、選手との距離が日本とは比較にならない程近い。早めに球場に行けば練習中の選手からサインをもらうこともできる。ほとんどのスタジアムでは、試合開始2時間前にゲートが開く。この時点でホームチームがまだ打撃練習をしているので、お目当ての選手を含めほとんどの選手はまだグラウンドにいる。一塁および三塁ダッグアウト横から外野にかけての最前列が最もサインをもらいやすく、ダッグアウトにもどる選手が交替でサインをしてくれる。勇気を出して大きい声で、目当ての選手名を呼んでみよう。
 メジャーリーグ観戦するうえでプロモーション・デーは外せないイベント。スタジアムにお客さんを呼ぶために必ずどこの球場でも行っているファンサービスで代表的なのが、選手のバブルヘッド人形を無料で配布するイベント。それ以外にも、キャップを子供たちに配ったり、フォト・デー、試合後の花火打ち上げなど、様々な催しが行われている。行列が出来るほど人気があるので、チケットを購入の前にチームのカレンダーでチェックするとよい。


〈許可されているもの〉
 カメラ、デジカメ、プラカード、折りたたみ傘、女性の小型ポーチ、グローブ等。グローブは多くのファンが持ってくる。ファールボールも取り合いになる。見事にキャッチすると拍手喝さいとなる。フェア・ボールをグラウンドに身を乗り出して触ると退場になるので注意してほしい。
 外野手は3アウト目のボールを客席に投げ込んだり、ボール・ガールがキャッチしたフェア・ボールを客席に投げ込んでくれたり、取り合いになる。
〈禁止されているもの〉
 ビデオカメラ、リックサック(バックパック)、カバン、アタッシュケース、ペットボトル、缶ジュース、大きなバッグ。球場に持ち込めるバッグの大きさは14~16インチくらい(チームによって異なるので確認を)までに制限されている。食べ物を外部から飲み物を持ち込むことは原則としてできない。赤ちゃん用ボトル、および未開封で軟らかい1人用容器に入った飲み物。医療的な必要がある場合は認められている。  テロ以降スタジアム、アリーナなどのセキュリティーも空港と同じように厳しくなっており、多くの球場では荷物の預かり所がない。
〈応援用グッズ〉
 横断幕やプラカードの持ち込みは許可されているが、他の観客の邪魔をすることがないよう、長さが指定されている。しかし、商用目的や悪意に満ちたものはもちろん禁止されている。日本の球場で応援に使われる "鳴りもの" の使用は禁止されている。
 試合中には、多くの警備員や警察官が常駐しており、他の観客に迷惑、試合の進行妨害になるような行為をした場合は、球場から退場、さらには逮捕される場合もある。
 通路や歩道からの観戦は、消防法によって禁止されているので着席して観戦すること。 来場の際は、混雑とセキュリティ・チェックにかかる時間等を考慮し、早めに球場に到着するようにしたい。


 多くの人がチームのロゴや、好きな選手の名前が入ったシャツなどを着て応援している。オフィシャル・チームストアでは、たくさんのグッズが販売されており、ペナント、帽子、ポスター、Tシャツ、キーホルダー、クッション、ボトル、ブロマイドなどが揃っているほか、貴重なメモラビリア(記念品)もみつかる。
〈ジャージー・レタリング〉  
チーム・ストアで販売されているユニフォーム(ジャージー)に、好きな番号や選手の名前、自分の名前などを入れ、自分だけのオリジナルユニフォームに仕上げてくれるサービス。試合が始まる前に注文しておけば観戦中に完成するので、親しい友人のお土産にもいい。
〈電光掲示板〉  
 味方のチームに得点が入ったときや、ファイン・プレーが出たときなどには、音楽とともに電光掲示板にいろいろなメッセージが表示される。これにあわせて手をたたいたり、叫んだりと、立ち上がって全身で応援するのが球場観戦の醍醐味。"NOISE"または"CHARGE" と表示された時は、スタンドの皆と一緒に大声を出して叫ぼう。 Take Me Out to the Ball Game  7回表が終了したところで、座りつづけて疲れた体をストレッチするため、全員が立ち上がって 『Take Me Out to the Ball Game』 を歌う。何度か聞けば覚えられるような親しみやすいメロディの上、歌詞がスクリーンに映し出されるので、ぜひ一緒に歌ってみよう。『Take Me Out to the Ball Game』のかわりに、『God Bless America』 が歌われることもある。
 また試合開始前にアメリカ国歌 『The Star Spangled Banner』が歌われる。開幕戦やオールスターなどは有名歌手が歌うこともある。 国歌への敬意を表して起立・脱帽するのが一般的だ。歌詞はビッグスクリーンに表示されるので、暗記していなくても困らない。
ドジャースや日本人所属のチームでは「ジャパン・ナイト」等のイベントが行うこともある。