7月にはオールスターゲームが行われる。ファンによる投票や監督推薦で選抜された選手が一晩限りのドリームチームを結成する。ミッドサマー・クラシック(Midsummer Classic=真夏の祭典)とも呼ばれる。開催日は通常7月の第2週頃の火曜日。その前日にオールスター出場選手の中からさらに選抜された選手により、本塁打の本数を争うトーナメント戦(ホームラン•ダービー)が行われる。日本プロ野球のオールスターゲームと違い1年1都市の開催で1試合のみ行われる。現在MLB所属チームが30チームもあり単純計算でも30年に1度しか開催されないため、開催都市では地域を挙げての盛り上がりを見せる。  当初はオールスター選手の祭典的な位置づけであったが、2003年から勝ったリーグにワールドシリーズでの本拠地開催優先権であるホームアドバンテージが与えられることとなったため、引き分け試合がなくなり以前より本気の試合展開になった。  10年、アナハイムで開催されたオールスター・ゲームから、DH制度をア、ナ両リーグとも採用することになった。さらに「オールスター前最後の日曜日に投げた投手は、選ばれていても起用しない」野手は故障などで選手が足りなくなった場合には再出場可能」の特別ルールも決定した。
 第86回は7月14日にシンシナティ( Cincinnati)で行われる。オールスターの魅力は、超一流の選手の夢の共演だけでなく、オールスター開催の週末から行われるファンフェスト、ホームランダービーなど盛りだくさん。MLB好きにはたまらない夢のイベントだ。  2016年のオールスター・ゲームはパドレスの本拠地で開催る。17年はマーリンズのマイアミ、18年はワシントンで行われる。


 10月に入ると、各リーグとも162試合の成績を元に各地区の勝率1位および各リーグ勝率2位のうち最高勝率のチームをワイルドカードとして加えた6チームずつによるトーナメント戦を行う。  地区優勝以外で最高勝率を残したチームに与えられていたワイルドカード(WC)枠を今季からア、ナ両リーグ1から2に増やし、各リーグのWC同士で地区シリーズ進出を懸けた1試合を行う。プレーオフ進出チームは10チームから12チームに増える。地区1位に2球団が並んだ場合でワイルドカードの対象とならない場合や、ワイルドカード候補に2球団が並んだ場合は、両者間での1試合のプレーオフによって、プレーオフ進出チームを決定する。この試合はレギュラーシーズンの試合の1つとみなされ、個人成績はシーズン成績に算入される。なお、地区1位に2球団が並んだ場合で両チームともプレーオフに出場できる場合は、レギュラーシーズンの直接対戦で勝ち越しているチームが地区1位となる。  優勝チーム決定戦のファーストラウンド、ディビジョンシリーズ(地区シリーズ)は、ワイルドカードとリーグ勝率1位のチーム、勝率2位チームと勝率3位チームの組み合わせで試合を行う。ただし、最高勝率チームとワイルドカードのチームが同地区の場合、最高勝率チームに代わり、勝率2位のチームがワイルドカードと対戦する。試合は5戦の予定で行われ、3勝したチームが出ればシリーズは終了し、そのチームがリーグチャンピオンシップシリーズに進出する。ホーム開催は、2試合-2試合-1試合と割り当てられる。
 リーグチャンピオンシップシリーズ(リーグ優勝決定戦)は、ディビジョンシリーズを勝ち上がった各リーグの2チームの対戦となる。試合は7戦4勝制で行われ、4勝したチームが出た時点でシリーズは終了し、リーグ優勝となりワールドシリーズ出場権を獲得する。ホーム開催は、2試合-3試合-2試合と割り当てられる。
 ワールドシリーズはアメリカンリーグ、ナショナルリーグの優勝チームが対戦する。7戦4勝制で行われ、4勝したチームがワールドシリーズチャンピオンとなる。  14年の優勝決定戦の第110回ワールドシリーズ(110th World Series)は、10月21日から29日にかけて計7試合が開催された。
 ワイルドカードで勝ち進んだ2チームの対戦で、サンフランシスコ・ジャイアンツ(ナショナルリーグ)がカンザスシティ・ロイヤルズ(アメリカンリーグ)を4勝3敗で下し、2年ぶり8回目の優勝を果たした。シリーズMVPには、ジャイアンツのマディソン・バンガーナーが選出された。


 メジャーリーグベースボールでは、レギュラーシーズン、リーグチャンピオンシップシリーズ、ワールドシリーズ、オールスターゲームのそれぞれでMVPを選出する。上記以外にも、月間MVP(リーグ別に投手・野手各1人)、週間MVP(リーグ別に投手野手含めて1人又は2人)、月間新人MVP(リーグ別に投手野手含めて1人)、月間最優秀救援(リーグ全体の救援投手で1人)がある。